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2006年2月3日「週刊はてな特別版」を書き起こす

  • 前回のアレの挫折の上でのリトライなので、まずこの倉庫でひっそりと。
  • アレとは逆に、今回は雑誌やニュースサイトにあるような対談記事を意識して、邪魔な相槌や言い直しなどはカットしています。
  • 完成の見通しが立てば……あ、でもどうかな。マズいかな。

イントロ

―― 皆さんこんにちは。

今日はですね、「週刊はてな」Podcastingの特別版としまして、プレゼント企画になっています「近藤本と梅田本欲しい!」プレゼントキャンペーン連動企画です。

折りしも今度の2月7日には、はてなの取締役である梅田望夫さん……ええと、通常は「梅田望夫」と言わないといけないかもしれないんですけれども、ちょっと「さん」付けで話させて頂きます。梅田望夫さんによる「ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる」が、新書で筑摩書房から出版されます。その後、2月13日には、はてな代表の近藤淳也による『「へんな会社」のつくり方』という本が、翔泳社から出版されます。

今日はこれを記念してですね、ちょうど梅田さんが来日されていますので、初めての企画としまして、梅田さんと近藤さんによる、インタビューと言いますか、対談をこのPodcastで皆さんに公開したいと思っています。

それではご紹介したいと思います。梅田さんこんにちは。

梅田 こんにちは。

―― そして近藤淳也さんこんにちは。

近藤 はい、近藤です。よろしくお願いします。

―― あの梅田さん、来日されて2月9日までいらっしゃるそうなんですけれども、2月の日本はいかがですか?

梅田 寒いですね。

―― 寒いですよね? (笑)

で、今回あの、ハードスケジュールって聞いたんですけれども?

梅田 そうですね。東京に来るといつもハードスケジュールで。

―― 今回は本の出版に関連する取材もたくさん入って……

梅田 そうですね。通常日本に来ると、僕の本業のコンサルティングの仕事のお客さんをずっと回るんですけども、それに加えてこの本の出版がちょうど重なったんで、雑誌の取材とか、新聞の取材とか、そういうのが5つ6つあって。

なおかつ、2月7日に「ブロガーと語る……何たらかんたら*1」というイベントがあるので、それもあってですね、結構ハードスケジュールで。

―― そのブロガーさん達とのイベントには、はてなダイアリーユーザーさんからも応募を受けて、お選びになったそうですね。

梅田 ええ。102名応募があって、6人の枠のところに。相当倍率が高かったですね。

―― すごい、そんなことをやられていたなんて……

梅田本について

―― じゃあ、まず梅田さんの本の紹介をしていただきたいと思うんですけれども……

2001年の夏に「シリコンバレーは私をどう変えたか」っていう本が新潮社さんから出ました。それから4年半が経って、今度は書き下ろしっていうことなんですけれども、どんな内容になっているんでしょうか?

梅田 前の本は、僕がシリコンバレーに1994年に行って、それからちょうどシリコンバレーでバブルが絶頂期になって、それがはじけて……ぐらいの間に、僕が経験したこと、考えたこと、自分がシリコンバレーの影響を受けてどう変わっていったか、っていうまあ、そういうストーリーで。

形態は毎月毎月「フォーサイト」という新潮社の雑誌にエッセイを書いていたものが、60回分、大体5年分まとまって本になったと。まあだから、シリコンバレーと自分の関係というのがテーマでした。

今回の本は、そういうパーソナルストーリーっぽい話じゃなくて、インターネットの世界がこれから次の10年20年でどういう方向へ向かっていくのか、っていうことを――ここ数年考え続けてきたことですね。

その考える過程は、CNET JapanのBlogの連載とか、はてなダイアリーでやってる連載とか、あるいは雑誌や新聞に書いてきたこと――断片はいろいろ発表してきたんですが、それを一つの構造にまとめようということで、ようやく出来上がった本です。

―― 256ページもの本を、ぎゅーっと詰め込んで新書で出た、っていうことになるんですけれども、自分で実際刷り上がりホヤホヤを手に取られて、いかがでしたか?

梅田 いや嬉しかったですよ、とても。

嬉しくて、ホントはあの、過密スケジュールなんでね、夜はもう睡眠薬でも飲んで寝なくちゃいけないんですけど、自分の本を読んでね……興奮して寝られなかった(笑)

―― あっ、そうなんですか(笑)

近藤 もう一度読まれたっていうことですね?

梅田 読みました、ええ。

―― では、今の一番の読者は「自分」ということですね?

梅田 そうですね、ええ。(笑)

―― あの、ブログをはてなダイアリーで書いて頂いてて、もの凄い人気なんですけれども、本を書きながら、今書いている本の原稿を、もう早く見せたいなあとかいう気持ちにはならなかったんですかねぇ?

梅田 僕はこの本を5週間で書いたんです。去年の9月20日頃から、11月の頭まで。

で、やっぱりこう、強烈な集中をしないといけないので、もう「5週間で書けないんだったら本にまとまらない、もうしょうがない」という決心をして、5週間は人と会う約束をほとんど入れずに……その5週間で本を書こうという風にしたんですね。

その間には、ダイアリーはほとんど更新できなかった。

―― 確かにそうでしたね。

梅田 だから、その時は本書いてることは書けなかったんですけど、その間はもの凄く忙しいんでしばらく更新できない、ということで。*2

やっぱ本を書く集中をしているときは、ダイアリーは書けなかったですね。

近藤 何か逆にもどかしさなかったんですか? 結構、いろんな出来事が間にあったと思うんですけど。

梅田 いや、もどかしさは……なかったですね。その時はもう頭を完全に切り替えていたから。

やっぱりブログを書くことと、本にまとめることっていうのは、頭の使い方も全然違うし……と思いますので。

―― なるほど……

近藤本について

―― 一方でですね、梅田さんの本は書き下ろしということなんですけれども、はてなの代表の近藤淳也さんは、初めて今回書籍を出版するということで、『「へんな会社」のつくり方』、新潮社からですけれども、こちらの本は……

梅田 翔泳社、翔泳社。(笑)

―― あっ、ごめんなさい! 翔泳社からですけれども……(汗) こちらの本の出版の経緯っていうのは、どんなものだったのでしょうか?

近藤 はい、えーと、CNETで去年の7月からブログを書くことにたまたまなりまして、で、書き始めるときは全くそんな計画はなかったんですけど、しばらくしてから、翔泳社さんから本ってどうですか、みたいな話になって、まぁちょっとその、どれだけ続くかもわからないし、もうちょっと後から考えますみたいな感じだったんですけれど、一応予定通り11月まで連載ができたので、んじゃまとめますか、みたいなことになり――という経緯ですね。

―― 内容としては、まさにタイトル通り「へんな会社」のつくり方のプロセスっていうのが紹介されてる、という感じですか?

近藤 まぁ、4ヶ月から5ヶ月くらいに渡って書いた内容なので、最初は体系だって構成があったわけじゃなかったので、ちょっと後付けでそういう風な編集というか、手を加えながら……という感じですけれども。

でもやっぱり基本は、はてなで取り組んできたいろんなものを具体的に紹介しながら、こういうことは結構有効ですよ、みたいなこといっぱい書いてきたので、実際そういう内容にはなっています。

――

*1:正しくは『梅田望夫がブロガーと語る「ウェブ進化論」』。参照:d:id:umedamochio:20060130:p1

*2:2005年10月7日の日記に『10月から11月にかけて、まとまった大きな仕事に掛かりきりで、このダイアリーの更新(特に「英語で読むITトレンド」)がほとんどできません。d:id:umedamochio:20051007:p1』とある。

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